皆さんはご自身でiPhoneの「バッテリー交換」をしたことがありますか?
近年では、iPhoneの分解方法や修理方法を解説している動画やブログが増えてきました。
中でもiPhoneのバッテリー交換は「簡単に行える」、「通販サイトでパーツを容易に手に入れることができる」と紹介されているサイトもあり「iPhoneは自分で容易に修理ができる」と感じているユーザーも多いのではないでしょうか?
しかし、自分で交換を試みたところ起動しなくなった、他のパーツを破損してしまったというトラブルに遭遇し「スマートドクタープロ」に相談されるケースも年々増加傾向にあり、簡単そうに見えて実はリスクのある修理でもあります。
今回の記事では、総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」が自分でiPhoneを修理することをおすすめしない理由を事例などを交えながら説明した上で、修理したいときはどこで修理をするべきかについて解説していきます。
そして、この記事を最後まで読んでいただければ、iPhoneのバッテリー交換をできるだけ安く修理することができ、壊すことなくまた快適に使えるようになります。
▼iPhoneのバッテリー交換について、今すぐお問い合わせはこちらから
※「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
目次
1.【注意】自分でiPhoneのバッテリー交換をすると違法になるかも?
「iPhoneを自分で修理すると違法になるかもしれない」と聞いたことやインターネットで見たことがある人がいるかもしれません。
総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」などの適切な修理業者が適切な方法で行うiPhone修理は違法になることはありませんが、修理の仕方や修理後の使い方によっては違法になってしまうことがあるので注意が必要です。
以下で詳しく説明させていただきます。
(1)技術基準適合証明マークについて
※写真は、「技術基準適合証明マーク」です。
iPhoneやWi-Fiルータなど、無線を発する機械には「技術基準適合証明マーク」というものがついています。
略称で技適マークとも呼ばれています。
今現在お使いのiPhoneにも付与されており、「設定アプリ」から「 一般」→「 法律に基づく情報および認証」から確認できます。
この技術基準適合証明マークというものは、電波法に定められた基準に適合していることを証明するもので、技術基準適合証明マークを取得している無線機器は、「技術基準適合証明マーク」を本体に直接印字またはiPhoneのように画面上に表示させることが義務付けられています。
少し難しい内容かもしれませんが簡単に説明すると、技術基準適合証明マークとは使用する無線機から違法な電波が出ていないことを表しているマークで、端末のどこかにマークが表示されているということです。
この技術基準適合証明マークは、普通に使っている分には効力を持ち続けますが、故障したときに修理やパーツ交換をすると改造とみなされ、改造した端末は「技術基準適合証明マーク」の効力を剥奪されてしまいます。
その為、法律ではiPhoneを「改造」した段階で技適マークを消去する義務が生じます。ただし上述したようにiPhoneの技適マークは電子表示になっているため、実質消去するのは不可能です。
一般ユーザーや、後述する「登録修理業者」以外の修理業者がiPhoneを分解・改造することは、技適表示の除去義務違反に該当する危険性があるのです。
技術基準適合証明マークを取得していない端末で電波を発することは電波法違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
更に、テレビや緊急車両のなどの公共の電波を妨害した場合には、より重い罪である重要無線通信妨害罪となります。重要無線通信妨害罪に該当した場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金が課せられます。
妨害事例としては、以下のような事例が挙げられています。
火災を招いたり、業種によっては迷惑を被る内容もあるので、注意が必要です。
- 電子機器(OA機器等)が誤作動する。
- 点火システムに電子回路を用いた石油ストーブが誤作動する。
- 漁業用無線が使用できなくなる。
- 電話の通話や有線音楽放送に雑音が入る。
▶引用元:総務省「不法無線局開設者1名を電波法違反容疑で摘発(平成27年7月8日実施分)」より一部抜粋
前述した通り、自分で修理すること自体が刑罰の対象となるわけではありませんが、自分で修理した端末から電波を発すると電波法違反となることに注意が必要です。
なお、技適については総務省のホームページでも詳しい解説をご確認していただけますので、参考にご覧ください。
▶参考情報:総務省「技適マーク、無線機の購入・使用に関すること」
(2)街の修理屋は電波法違反していないのか?
ここまで読んで頂いた方の中には、「街の修理屋(非正規修理)は電波法違反ではないのか?」と不安に思われた方はいないでしょうか?
電波法違反しているのかどうかは、街の修理屋が総務省登録修理業者であるかどうかで変わってきます。
総務省登録修理業者の登録を行っていない場合には、前述したように改造行為となるため電波法違反に該当する可能性があります。
しかし、総務省登録修理業者の登録を行っている場合は、電波法第38条の44第3項で技術基準適合証明マークを引き続き表示できるという資格を有しており、修理を行っても改造行為にはならないため安心・安全で使用できるといえます。
先ほどお話しした「技適表示の除去義務違反」は、上記に関わる法律違反ということです。
なお総務省登録修理業者とは、以下のページで詳しく解説していますので参考にご覧ください。
▶参考情報:「法律!総務省「登録修理業者制度」について」はこちら
(3) 電気用品安全法が守られているか確認できない
※写真は、電気用品安全法の規制対象として取り扱うことになりPSEマークです。
次に電気用品安全法について説明します。
最近では減ってきた事例ではありますが、数年前までは度々バッテリーの発火事件がニュースで話題になっていたことがあります。
そこで経済産業省によりモバイルバッテリーやiPhoneのバッテリーなどを電気用品安全法の規制対象として取り扱うことになり、PSEマークを取得していないバッテリーの取扱はできなくなりました。
このPSEマークとは、印刷すればいいというものではなく、世界共通の規格に定められた安全性についての検査をクリアしたものにだけ表示が許されます。
「電気用品安全法」や「PSEマーク」については、以下のページでもそれぞれ解説していますので、参考にご覧ください。
・参考情報1:経済産業省「電気用品安全法」について
・参考情報2:日本品質保証機構「電気用品安全法(PSEマーク)」について
・参考情報3:スマートドクタープロ「電気用品安全法に基づくPSEマーク表示対応」についてはこちら
しかし、一部の通販サイトや街の修理屋の中にもPSEマークを単に印刷して流通させているところもあります(偽PSEマーク付きバッテリーです)。
このようなバッテリーは発火の危険を伴うだけではなく、違法電波の要因になったり、端末を壊してしまう要因にもなります。
前述でお話しような偽PSEマーク付きバッテリー見分けるのは困難な場合がありますが、以下のような場合は、電気用品安全法に違反しているバッテリーの可能性が高いでしょう。
- 新品の純正バッテリー
- 外装(箱)だけにPSEマークがあるがバッテリー本体にはPSE表記のないもの
「新品の純正バッテリーは大丈夫ではないか?」と思われる方がいるかもしれませんが、Apple製品の純正パーツをAppleが販売していることはないため、商標権侵害した偽物のバッテリーの可能性があるという注意が必要です。(2021年7月時点)
法律に関する内容は以上となりますが、PSEマークが付いていても安全とは限らないということや改造行為を施したあとに電波を発することで法令違反になることがあるため、自分で修理することはリスクがあるものだと感じていただけたかと思います。
次の段落では、自分でバッテリー交換する手順を紹介しながら修理の際に潜んでいるリスクについて説明します。
2.自分でiPhoneのバッテリー交換をおすすめしない理由【恐怖】
この段落では、自分でiPhoneのバッテリー交換をおすすめしない理由を紹介します。
詳しい解説をしていく前にiPhoneの構造を少しイメージして頂けるようにバッテリー交換の分解手順を紹介します。
(1)分解の手順
バッテリー交換を行う際に必要になる主な手順は以下の通りです。
- 1,iPhoneの充電コネクタ付近のボトムネジを取り外す
- 2,吸盤やピックなど使用してフロントパネルを取り外す
- 3,フロントパネルが外れたら、ドライバーを使用して内部のプレートを取り外す
- 4,バッテリーコネクタを取り外す
- 5,フロントパネルのコネクターを取り外す
- 6,バッテリーの接着テープ切らないようにを剥がしバッテリーを取り外す
- 7,新しいバッテリーを取り付けて元に戻したら交換は完了
(2)簡単そうに見える手順だが故障リスクだらけ!
文字にすると簡単そうな内容ですが、実は故障のリスクや予期せぬトラブルに遭遇する可能性があります。
分解手順をご説明させて頂いたので、以下で故障のリスクを紹介します。
1,ネジ穴を潰す危険がある
これは初めて分解をされる方に多い事例ですが、バッテリーと同梱されていたドライバーを使用したところネジ穴が潰れてしまったというご相談が「スマートドクタープロ」にも多く寄せられています。
同封されている工具が欠陥品であることもありますが、初めての分解で感覚も不慣れなときに起こることが多いです。また、分解できたとしても、ネジの場所を間違えて固定したり、ネジを強く締めすぎて基板を壊してしまったという事例もあります。
2,フロントパネルやその他のケーブルの断線、基板損傷のリスク
こちらも自分で修理された人からよく相談を頂く内容ですが、分解時に取り外したパーツを壊してしまうというものです。
最近のiPhoneは防水性能も向上されているため、分解の時に力任せにフロントパネルを外したことでケーブルを断線させてしまったり、液晶を破損するという事例が起こりやすくなっています。
仮に上手に外れてもコネクターを元に戻すときは感覚も重要になってくる作業なので、力任せに作業すると基板やパーツが壊れるので注意が必要です。
3,バッテリーから発火する可能性
こちらも力任せに作業することで起こることがあり、発火してしまえば端末丸ごと使えなくなったり、最悪のケースだと火災に発展する危険なものです。
分解を紹介している動画やブログでは、容易にバッテリーを取り外している様子を見受けることが多いですが、バッテリーを固定しているテープはとても強い粘着力で固定されています。
機種や外し方によってはテープを綺麗に外すことができますが、途中でテープが切れることもよくあります。
バッテリーを固定しているテープはゴム製で、バッテリーを交換しようとしたときには、テープも同じく劣化した状態になっていることが多く、新品の時よりもテープが切れる可能性は高くなっています。
テープが切れた際は、切れた場所や機種によって作業に工夫が要りますが、力任せに外そうとすればバッテリーが曲がって液漏れや発火を始める事があるので注意が必要です。
(3)保証がきかなくなる
iPhoneを自分で分解して破損した場合は、基本的にAppleの保証対象外となってしまいます。また、純正以外の部品を取り付けたりすると改造とみなされるため、保証対象外となるでしょう。
保証対象外となった場合は、保証期間内であっても有償修理になることや、場合によっては修理の受付すらしてもらえない危険性もあります。
Appleの保証については、以下の公式サイトを参考にご覧ください。
▶参考情報:Apple「保証について」
3.自分でバッテリー交換して失敗した事例紹介
ここでは、実際に「スマートドクたプロ」に修理に来られたお客様が、持込修理前に自分でバッテリー交換されて失敗した事例についてご紹介していきます。
(1)ケーブルを断線した事例
※写真は、画面液晶のケーブルが断線している様子です。
こちらのお客様の失敗事例は、バッテリーを交換しようと、画面を外したところ勢いよくあけてしまい、画面液晶のケーブルを断線させたという事例でした。
このような状態になると画面液晶の交換が必須となるので、分解するときは注意が必要だということがこの事例からお分かり頂けたかと思います。
(2)分解後に組み立て手順がわからなくなる
※写真は、自分で分解した後、ネジの場所が分からなくなり画面が上手く嵌め込めない状態
こちらのお客様の失敗事例は、バッテリー交換で分解は上手くできたが、「ネジの場所が分からなくなり、画面が上手く嵌め込めない」という状態で修理依頼をいただきました。
iPhoneのネジは一見同じようなネジで固定されていますが、場所によっては使うネジの形状や長さが違うところがあります。分解する前は分かるように作業デスクに置いていても、作業中にネジが転がって移動したり、紛失することがしばしばあります。
その結果どこに取り付けられていたネジか分からなくなったり、当てずっぽうでネジを固定して基板を損傷するという事例もあるので注意が必要です。
また、機種によって画面の脱着にコツが要るものがあるので、「分解できる = 元に戻せる」ということではないということも意識しておく必要があるのかもしれません。
(3)作業が上手く行かず「Q&Aサイト」等で不具合の対処法を相談するケース例もご紹介
「スマートドクタープロ」の実際のお客様の失敗事例の他にも、「自分でバッテリー交換をして不具合が発生して困っている」というようなお困りごとを、「Q&Aサイト」で質問されている方も多いいらっしゃいます。
実際に投稿されているようなお困りごとの内容を一部抜粋してご紹介します。
事例1:
「iPhone6を自分でバッテリー交換したのですが、リンゴマークが一瞬表示され、そのあとからずっとこの状態です… 原因、対処法がわかる方いらっしゃいましたら教えてください。」
▶引用:Yahoo知恵袋より
事例2:
「iPhone6のバッテリー交換を自分で行ったところ、電源は入っているようなのですが液晶が真っ黒です。どこで間違えたのか原因がわかる方いらっしゃいますか?」
▶引用:Yahoo知恵袋より
事例3:
「iPhone SE、バッテリー交換のセット買って自分で交換しようとしたら、最初の小さいネジが左は外れたのに右はどうしても外れず、交換の最初の段階でつまづいてしまい、バッテリー交換できません。どうしたらいいでしょうか?お店でやってもらえという回答は、やめてください。」
▶引用:Yahoo知恵袋より
事例4:
「iPhoneのバッテリー交換を自分でおこなったのですが、インカメラが真っ暗で使えなくなりました。ミラーアプリでも「設定からカメラの使用を許可してください」とメッセージが出てしまいます。カメラ設定はONになっています。再起動しても駄目でした。もう一度工具でカバーを外して掃除等すれば直るのでしょうか。」
▶引用:Yahoo知恵袋より
以上のように、簡単そうに思われがちなバッテリー交換ですが、自分で修理を試みて予期せぬトラブルに遭遇している方も多いという事実をご理解いただけたかと思います。
「こんな色々なお困りごとが発生するリスクが高いのに、まだご自身でバッテリー交換をされたいでしょうか?」
また、失敗したら「必ずここが故障する」というものはなく、損傷してしまった箇所によっては直せないものや直すのに高額な費用がかかることもあるので、自分で修理することはリスクの高い選択になるでしょう。
4,「Apple等の正規店・非正規店」と「自分でバッテリー交換」の費用や時間の比較
iPhoneのバッテリーを交換する方法は、今回の記事のテーマにもなっている「自分で修理する方法」の他に、メーカーでもある「Apple」をはじめ、「ソフトバンク・ドコモ・auなどのキャリアショップ」など正規店での修理をする方法、またスマートドクタープロのような「非正規修理店(第三者修理業者)」でバッテリー交換を依頼する方法があります。
ここでは、「自分で修理する方法」と「正規店や非正規店での修理」において、どれくらい費用が違うのか、また修理時間はどれくらい違うのかについて比較してみます。
(1)「Apple」で修理する方法(正規店修理)
iPhoneを修理したいという時にまず最初に思いつくのはメーカー(Apple)での修理です。
保証サービス「Apple Care」に加入していれば無料、加入していない場合は最大「8,140円」が修理サービスを受けるのに必要となってきます。(※2021年7月現在の情報です)
▶補足情報:背面ガラスやフレームの損傷があると本体交換になることもあるので、本体交換になった場合は「12,900円〜 71,280 円(税込)」の費用がかかることもあります。
保証サービス「Apple Care」についてや、ご自身が保証に加入されているか確かめたい場合は、以下の参考情報をご覧ください。
▶参考情報:「Apple Care」について
▶参考情報:Apple「ご自身の保証状況を知りたい方」はこちら
また、Appleで修理を依頼する際のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 「Apple Care」に加入している
- データの必要がない
以上のような方には、利用するメリットはあるかもしれません。
デメリット
- データが残らない可能性がある
- 事前予約していないと対応してもらえないことがある
- 端末の状況によっては本体交換になり修理料金が高額になることがある
Appleでの修理はデータが消えることが多く、また事前に予約を取っていないと即日での対応をしてもらえないことが多いため、データのバックアップを取っていない方や、多忙でスケジュールが埋まっている方にはデメリットとなります。
前述でも記載しましたがバッテリー以外の不具合があった際は、本体交換となることもあり料金が大幅に変わってくる可能性があります。
1,Appleの修理料金の目安と修理時間について
バッテリー交換:
- 修理料金:0円〜 8,140円(税込)※2021年7月現在
- 所要時間:即日(最短1時間程度)※要事前予約
本体交換:
- 修理料金:12,900円〜 71,280 円(税込)※2021年7月現在
- 所要時間:即日(最短1時間程度)※要事前予約
Appleの修理サービスについては、以下の公式サイトの最新情報も参考にご覧ください。
▶参考情報:Apple公式サイトはこちら
(2)「ソフトバンク・ドコモ・auなどのキャリアショップ」での修理方法(正規修理)
iPhoneの販売を行っている「ソフトバンク・ドコモ・au」などのキャリアショップでは、基本的に交換・修理センターへの郵送修理になります。但し、一部の地域では当日修理サービスを行っている店舗もあります。
修理料金については、「0円〜 10,230円」となっており、機種や保証の加入状況に応じて料金が変わってきます。
背面ガラスやフレームの損傷があると本体交換になることもあり、最大で「89,100円」の修理料金がかかることもあるので、修理をする前に保証の加入有無や保証適応範囲なのか確認するといいでしょう。(※2021年7月現在の情報です)
「ソフトバンク・ドコモ・auなどのキャリアサービス」で修理を依頼する際のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 新しいiPhoneへの交換修理になる
- 修理中の代替機を用意できる
- キャリアの保証に加入している
- データが必要ない
以上のような方には、利用するメリットがあるかもしれません。
デメリット
- 修理時間が最長で1週間程度かかる
- データが残らない可能性がある
- 端末の状況によっては本体交換になり修理料金が高額になることがある
修理にかかる費用・時間は契約しているキャリアによって多少異なりますが、「当日〜1週間程度」です。
またキャリアでの修理は、データが消えることや預かりの修理になった際は、1週間程度所要時間がかかるためスピード重視で修理を考えている方には厳しい数字です。
1,「ソフトバンク・ドコモ・auなどのキャリアショップの修理料金の目安と修理時間について
バッテリー交換:
- 修理料金:0円〜 10,230円(税込)※2021年7月現在
- 所要時間:即日〜1週間程度
本体交換:
- 修理料金:12,900円〜 89,100円(税込)※2021年7月現在
- 所要時間:即日〜1週間程度
「ソフトバンク・ドコモ・au」各キャリアでの修理については、公式サイトも参考にご覧下さい。
▶参考情報:「ソフトバンク」の修理対応について(公式サイト)
▶参考情報:「ドコモ」の修理対応について(公式サイト)
▶参考情報:「au」の修理対応について(公式サイト)
(3)【おすすめ】総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」での修理方法(非正規修理)
次に、正規修理店以外の方法として、製造や販売を行うメーカーやキャリアとは異なり、スマートドクタープロのような「第三者修理業者(非正規修理店)」に持ち込むというものがあります。
総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」で修理を依頼する際のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 最短30分ぐらいの即日修理
- データもそのままで修理可能
- 原則パーツ交換のみなので低料金
- 総務省登録修理業者をはじめISO9001認証取得など安心で高品質な修理が可能
総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」では、最短30分でデータもそのままで修理可能となっており、故障箇所のみ修理を行うので短時間かつデータもそのまま、そして低料金での修理が可能です。
そして、電気用品安全法に基づき、PSEマーク表示しているバッテリーで修理を行なっているので、修理後も安心して端末をお使いいただけます。
デメリット
- 本体交換ではない点(本体交換を望む人にとってはデメリットになります)
第三者修理業者での修理を行う際のデメリットは、Appleやソフトバンク・ドコモ・auなどの各キャリアでの正規修理とは違い、iPhoneの本体交換ではない点が一番大きな違いです。
ただこの点については、本体交換になると「データのバックアップをしないといけない」「手間がかかる」「費用が高くなる」といったことが気になる方には、デメリットにならないでしょう。
「新品のiPhoneに交換してほしい」という方にとってはデメリットになる点です。
また、その他のデメリット点をあげるとすれば、正しい第三者修理業者を選ばなければ「低品質なパーツに交換されて不具合が解消されない」「修理スタッフの技術力不足で、修理中に画面やバッテリー周辺のパーツまで故障させてしまう」といったようなリスクもあります。
また、「激安修理店」や「総務省登録修理業者でない修理店」などは、PSEマークの付いていないバッテリーが取り付けられていたり、技術基準適合証明マークの効力が剥奪されるので注意が必要です。
「仕入れコスト圧縮のために低品質な交換パーツのみを利用してる(=すぐまた故障する)」、「人件費削減のために研修もない、修理経験もほとんどないなどのアルバイトの修理スタッフで運営してる」等、激安になるには、必ず”それなりの理由”があります。
第三者修理業者の選び方で失敗する事例などを以下の記事で紹介していますので、参考にご覧ください。
▶参考情報:iPhoneの激安修理店(非正規店)の修理で失敗が多発している実例紹介
また、第三者修理業者の修理屋の正しい選び方についても以下の記事や動画で詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
▶参考情報:iPhone修理屋(非正規店)の正しい選び方!おすすめの探し方を総務省登録修理業者が教えます。
(4)自分でバッテリー交換修理する方法(危険がいっぱい!)
こちらでは、通販サイトなどでパーツを購入しバッテリー交換を行う際の費用や所要時間について説明します。
例えば、通販サイトでiPhoneXのバッテリーと工具を揃える場合は、「約2,000円〜3,500円程度」必要となり、作業時間は慣れていれば20分前後、慣れていないと40分くらいかかると思われますが、バッテリーや工具を予め用意しておけば好きな時間に作業できるという点は魅力的です。
メリット
- 好きな時間に作業できる
以上のような方には、利用するメリットはあるかもしれません。
デメリット
- 失敗するリスクが高い
- 修理中に他のパーツを壊してしまう可能性がある
- リンゴループや起動不良などの深刻な不具合に遭遇する可能性がある
- 加入中の保証がある場合は保証対象外となる可能性がある
- 法令違反で罰せられる可能性がある
- パーツやネジの紛失で分解前の状態に戻すことができなくなる
等
簡単そうに見える自分でのバッテリー交換ですが、デメリットのほうが圧倒的に数多く存在しています。
自分でバッテリー交換をすることは、好きな時間に作業できるというメリットはあるものの、届いたバッテリーが不良品であったり、工具が揃っていない、追加で工具が必要になった場合は余分に時間がかかってしまうということも意識しないといけないかもしれません。
1,自分で修理する際の修理料金の目安と修理時間について
- 修理料金:2,000円〜 3,500円(税込)※2021年7月時点で「iPhoneX」のバッテリーで算出
- 所要時間:即日(最短20分程度)
以上が、正規修理・非正規修理と自分でバッテリー交換した際のメリットやデメリット、修理にかかる費用や時間などの比較でした。
やはりこのような比較結果の情報からでも、自分でバッテリー交換することはデメリット点が多く、リスクが高いので、避けたほうがよいでしょう。
なお、iPhoneのバッテリー交換について、修理にかかる期間や時間、データの取扱いについてなど、以下の記事では詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
・参考情報:iPhoneのバッテリー交換!料金や時間、修理方法などを完全解説
・参考情報:その故障当日治せるの?iPhoneを即日修理する方法をわかりやすく解説!
・参考情報:iPhoneの修理時間はどれぐらい?即日修理は可能?ケース別に総務省登録修理店が解説!
・参考情報:iPhone修理はデータ消える!?写真やゲームそのままで修理する方法教えます!
5,iPhoneの下取りの際に影響あり?
また、機種変更などで下取りを検討されている方は、下記で説明すようなことにも注意しなければなりません。
iPhoneXS以降の機種から非正規店でバッテリー交換をすると上の画像のような警告文が出るような仕様になりました。
この警告文は、端末とバッテリーをリンクさせるためにバッテリーに取り付けられているチップが無くなることで出るような仕組みとなっています。
この警告文が出ることで下取りなどに支障があることも考えられるので、警告を出したくないという方は、自分で修理することは辞めておいたほうがいいかもしれません。
6,「スマートドクタープロ」のバッテリー交換修理サービスについて【即日修理!データそのまま】
最後にオススメの修理方法としてもご紹介した総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」のバッテリー交換修理サービスについて、以下の内容をご紹介します。
- 「スマートドクタープロ」について
- 修理保証制度について
- 総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」の店舗情報
- 郵送修理のご案内
(1)「スマートドクタープロ」について
「スマートドクタープロ」は、2009年からiPhone修理事業を開始しました。2015年に施行された「総務省修理業者制度」には街の修理店として初めて国の基準を満たすiPhone修理業者として総務大臣に登録されました。
ユーザーのニーズに応えること、法律に即したサービスを提供することを重視し、修理時のご希望や高度な修理技術を基に高い満足度を維持する修理店です。
安心してサービスをご利用いただけるよう、修理パーツはもちろん技術などの品質管理においても世界基準の品質管理体制「ISO9001:2015」の認証を行い、法令を遵守して高品質なサービス提供を目指しています。
▶参考情報:「ISO9001:2015」について詳しくはこちらをご覧ください
(2)「スマートドクタープロ」の修理料金について
「スマートドクタープロ」の最新iPhoneの修理料金については以下をご覧下さい。
▶参考情報:iPhoneの修理料金はこちらをご覧ください
(3)修理保証制度について
「スマートドクタープロ」では修理で交換を行ったパーツについて「修理保証サービス制度」を設けております。
交換を行ったバッテリーについて、お客様への修理品お引渡日より「7日間」の保証対応を行っております。
保証対象は、「スマートドクタープロ」で修理、交換した箇所のパーツの不具合や初期不良に対する保証とさせていただき、自己破損などは保証対象外となりますのでご注意ください。
修理保証制度についての詳細は、以下のページをご覧ください。
▶参考情報:「安心の修理保証制度」について詳しくはこちらをご覧ください。
(4)総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」の店舗情報
以下では、「スマートドクタープロ」の直営店をご紹介します。
【大阪府】
▶心斎橋でiPhone修理「スマートドクタープロ大阪心斎橋本店」の店舗情報はこちら
▶梅田でiPhone修理「スマートドクタープロ梅田大阪駅前店」の店舗情報はこちら
(5)郵送修理のご案内
※上記は、郵送修理に関する解説動画です。
「スマートドクタープロ」では、店頭修理だけではなく郵送修理サービスを行っております。
新型コロナウィルス感染症の影響で外出を控えられている方や、遠方で近くに店舗がなく来店が困難な方、毎日が忙しくて店頭修理に行くことが困難なお客様でも自宅いながら修理サービスを受けていただくことが可能です。(※最短で当日修理で当日発送可)
郵送修理について詳しくは以下のページをご覧ください。
▶参考情報:「iPhone修理の郵送修理」について詳しくはこちらをご覧ください。
※現在、新型コロナウィルスの影響で、全国からの郵送修理のご依頼が急増しています。スマートドクタープロでは「郵送修理センター」があり専門スタッフが修理を行っておりますが、iPhoneの郵送修理をご検討中の方は、早めにお問い合わせください。
▼iPhoneのバッテリー交換修理について、今すぐお問い合わせはこちらから
※「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
7.まとめ
この記事では、自分でiPhoneを修理することをおすすめしない理由を法律について、そして分解手順から考えられる故障リスクなどを元に解説してきましたが、最後に簡単に整理しておきます。
- iPhoneの修理は簡単そうに見えて難しい!
- 修理の仕方によっては法令違反で罰せられることがある!
- 総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」ならデータそのままで最短30分で修理可能!
お読みいただき、ありがとうございました。
8,【関連情報】iPhoneのバッテリー交換に関するお役立ち情報
この記事では、「自分でのiPhoneのバッテリー交換は絶対NG【違法や故障リスク有り】」について解説してきました。
iPhoneのバッテリー交換に関連する情報は、症状別に対処法なども異なりますので、以下のお役立ち関連情報もあわせてご覧ください。
・iPhoneのバッテリー交換時期の目安は?最大容量何パーセントで替え時かを解説!
・【発火!爆発!危険です】iPhoneのバッテリーが膨張した時!急ぎ修理が必要です!
・充電したiPhoneのバッテリーの減りが早い!異常!原因と対処方法を修理屋が教えます。
記事更新日:2022年2月4日
記事作成者:スマートドクタープロ
【著作権について】このサイトのすべての内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。個人の私的利用の範囲を超えた無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられますので、発見次第、法的措置を取らせていただく場合がございます。