iPhoneの画面が割れてしまった際、自分で修理してみようと考えてみたことはありませんか?
iPhoneのディスプレイが割れてしまった時にネットで検索すると、iPhoneの画面を修理できる修理店の情報の他に、iPhoneの画面を自分で修理する方法などのページもヒットします。
細かな修理手順も書かれていて、「これなら自分でもiPhoneの画面修理ができそう!」と思ってしまうかもしれませんが、実はiPhoneの画面を自分で修理することは様々なリスクが含まれています。また、ヤフー知恵袋などをご覧いただければ多くの方が、「自分で画面修理をしたが、その後故障して困っている」など、最悪のケースに陥ってる方も多くいらっしゃいます。
この記事では、自分でiPhoneの画面修理を行おうとしている方、または自分で修理できるか検討中の方に向けて、自分でのiPhoneの画面修理に伴うリスクなどを技術面・法律面から解説していきます。
また、iPhoneの最適な修理方法についても併せてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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※「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
※iPhone修理専門「スマートドクタープロ」の修理時間や修理料金について、お気軽にお問い合わせください。
※「外出を控えているので修理できない」、「時間がない」、「近くに店舗がない」という方向けに、郵送修理サービスがございます。全国から修理受付しておりますのでお気軽にご利用下さい。
目次
1.自分でiPhoneの画面修理はできるの?
まず最初に結論から説明しますと、自分でPhoneの画面修理を行うことは絶対におすすめできません。
その理由は様々なものがありますが、大きな理由の1つとして失敗する確率が非常に高いからです。
以下では実際にあった、iPhoneの画面修理を自分で行った際の失敗例についてご紹介します。
(1)自分で画面修理するとこうなる! 自己分解の失敗例
自分でiPhoneの画面修理を行った場合、失敗してしまったという方が「スマートドクタープロ」にお問い合わせやご相談に来られる例が頻繁にあります。
1.iPhoneを分解して元通りに直せなくなってしまった失敗例
実を言えば、iPhoneの画面修理は、ボタンやカメラなどその他のiPhone故障に伴う修理に比べると難易度は高くありません。
しかし、あくまでも比較的易しいというだけで、iPhoneの分解には専門的な知識を要します。
画面の修理を行うだけでも数ミリメートル単位でサイズの異なる小さなネジを20本以上着脱しないとならず、元通り使える状態に戻せなくなるというケースも多いのです。
2.別の箇所を故障させてしまった失敗例
iPhoneの画面を修理する場合、作業する中で画面以外のパーツにも触れることになります。
精密機器であるiPhoneの各部品は繊細に取り扱わないといけませんが、詳細な手順が書かれているサイトを見ながら行ったとしても修理する時の力の角度や加減までは教えてもらえません。
画面が直ったとしても、カメラが起動しなくなった・電源が入らなくなった等の二次的な故障に繋がるリスクも存在します。
こちらも「スマートドクタープロ」にお問い合わせいただく内容で多いご相談内容のひとつです。またご自身でヤフー知恵袋などを見ていただければわかりますが、多くの方が以下のような二次的な故障でお困りになられています。
iphone6の画面修理を自分でし成功したのですが
それとは別でiphoneが起動しなくなってしまったので
ジーニアスバーに持って行きたいのですが
じぶんでiphoneを開けてしまっているので
断られますかね?
詳しい人いたら教えてください
些細なことでもいいのでコメントしてください・引用元:ヤフー知恵袋より
iPhone6画面を自分で修理しました
指紋認証の設定ができなくてってしまった(T ^ T)
どーしたら使えるようになりますか?詳しい人教えてください・引用元:ヤフー知恵袋より
3.不良品のパーツで修理してしまった失敗例
自分でiPhoneの画面修理を行う上で大きなハードルになるのは、使用するパーツの品質です。せっかく苦労して手順通りできても、使用したパーツが不良品だった場合は、再度修理が必要になります。
これまでご紹介してきた失敗例からわかるように、自分でiPhoneの画面修理を行うことは、元通りに直すどころか悪化させてしまうというリスクが大きく存在します。
上記では、技術面を中心に失敗例をピックアップしましたが、自分でiPhoneを画面修理する際のリスクは修理の作業時だけに止まりません。
次の段落では、法律面や準備面も含めて、さらに具体的なリスクについてご説明していきます。
2.自分で画面修理する際の具体的なリスクについて
自分でiPhoneの画面修理をする時、どうしても分解作業に目がいきがちですが、実際には修理を行う前から様々な問題もあります。
以下で詳しく見ていきましょう。
(1)【法律編】iPhoneの自己分解は違法!電波法と技適マークについて
ここまで自分で画面修理する場合のわかりやすい失敗例をご紹介しましたが、そもそもiPhoneを自分で修理すること自体が違法となるおそれがあります。
iPhoneをはじめとするスマートフォンは、日本の法律で「特定無線設備」に分類され、電波法に定められた技術基準適合証明等を受けたものだけが販売されています。
技術基準適合証明等を受けたスマートフォンには「技適マーク」が付与され、このマークがついたものだけが日本国内で使用することができます。
▶参考情報:総務省 電波利用ホームページ「技適マーク、無線機の購入・使用に関すること」
テレビ放送の受信や警察や医療の現場で使用される緊急無線の電波を保護するための規定であり、日本で暮らす人々の生活を守るための法律と言えます。
iPhoneのような無線設備の分解にも法律上のルールがあり、総務省の登録をうけた「登録修理業者」以外がiPhoneの分解を行うと技適マークが無効になる(=自分で分解したiPhoneを使用すると違法になる)というリスクが発生します。
▶参考情報:総務省 電波利用ホームページ「登録修理業者制度」
登録修理業者制度については、以下のページでも詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
▶参考情報:法律!総務省「登録修理業者制度」について
このような様々なリスクについてご紹介していきますが、前提として「自分でiPhoneを修理するのは違法性がある」ということだけは覚えておきましょう。
(2)【準備編】修理部品・工具購入など使用パーツのリスクについて
自分でiPhoneの画面を修理する際、準備の段階で既に失敗のリスクが隠れています。
最たる例としては、やはり修理に使用するパーツの品質に関するものです。
以下で詳しく見ていきましょう。
1.失敗例
修理に使用するパーツや工具に問題がないかには注意を払わないといけません。
① パーツの品質が保証されない
自分でiPhoneの画面修理を行う際、パーツに関する失敗で1番多いものは「届いたパーツが不良品だった」というものです。
高品質のiPhoneのパーツを入手するというのが、実はとても高いハードルなのです。
ショッピングサイトを検索するとiPhone修理用の画面パーツは大量に販売されていますが、その品質にはバラつきがあり不良品も多く含まれています。
不良品に対する返品保証がついている商品もあるものの、厄介なことに実際にiPhone本体に取り付けてみないとわからない不具合があります。
取扱業者にもよりますが、画面修理をするために商品を開封しただけでも返品不可になることもあり得るので注意が必要です。
純正パーツを使用するのが1番確実に思えますが、iPhoneの製造・販売を行うApple社はiPhoneの修理用部品の販売を行っていません。
もしショッピングサイト等で「Apple純正」といった表記がある場合は、出所や品質が確かではない中古品か、もしくは詐欺行為が考えられるので購入しないようにしましょう。
② パーツの購入から届くまで時間がかかる
自分でiPhoneの画面修理を行いたいという場合、ほとんどの方がiPhoneの画面が割れている等現在進行形でお困りだと思います。
国内のショッピングサイトでは当日出荷など短い納期で出品されているものが多いですが、中には国外の出品者が登録していて届くまでに2週間以上かかるという場合もしばしばあります。
国外から直送されるような商品は返品も難しく、不良品であった場合対応でトラブルになるケースも多い点には留意しておくべきです。
③ 修理部品・工具が正しいか判断できない
自分で画面修理をする際、iPhoneの修理経験が豊富にあるという方はほとんどいないと思います。
iPhoneは、毎年新しいモデルが発売され、形状も似ているものも多く、一見同じに見えても使用されている部品が異なることはざらにあります。
工具については、ネジ1つとっても「+ネジ」、「星形ネジ」、「六角ネジ」などがiPhoneのモデル・使用箇所によって別れているので、たとえば「iPhone修理工具セット」のようなものが販売されていたとしても製造されたのが1年昔というだけで使えないというリスクもあります。
購入した商品が使えないというのもさることながら、製品が正しいかどうかの判断も知識がないと難しいため、上記のようなケースでの徒労感も大きいでしょう。
2.不良部品の一例
上述のとおりiPhoneの画面パーツには不良品も多いのですが、複数の部品が一体となっている構造上の理由がその原因の1つです。
表面のガラス面、操作を行うためのタッチセンサー・映像を映し出すディスプレイが一体となった構造で、それぞれの箇所が正常に動作する必要があります。
当然ながら機能の分だけ不具合のリスクもあります。
以下では具体例についてご紹介します。
① タッチ操作が利かない
タッチ操作を正常に受け付けないという不具合です。
これは、実際にiPhone本体に画面パーツを取り付けないとわからない不具合で、まったく操作を受け付けないというものから画面上の一部のみ触っても反応しないという不良品までバリエーションが豊富です。
② ディスプレイの色がおかしい
ディスプレイの色が正常な状態と違うという場合は注意が必要です。
ディスプレイ部分が安価で低品質なもので構成されているというのも原因として考えられますが、機能の異なる旧型の部品を新型iPhoneの部品として流用しているケースもあり得ます。
代表的な例で言えば、有機ELディスプレイモデルのiPhone向けなのに液晶ディスプレイで製造されたパネルなどが挙げられます。
後述するiPhone本体を発熱させる不具合の原因にもなりかねないので、ディスプレイ表示がおかしいと感じたらすぐに使用を中止してください。
③ ディスプレイの表示がおかしい
iPhoneのディスプレイの色ではなく、写っている映像が正常ではないというケースもあります。
画面の一部が黒くなって表示されなくなっていたり、そもそも何も映らないというのもこの例に含まれます。
この例では初期不良というだけではなく配送段階で衝撃を受け故障した場合や、作業段階で破損させてしまったという理由も考えられるため、返品時にトラブルになることもあり得ます。
④ iPhone本体の発熱
無事に自分でiPhoneの画面修理ができて正常に使えるようになったと思っていても、使用するうちにiPhone本体が熱くなってきたという場合、交換した画面パーツが原因かもしれません。
この段落の「ディスプレイの色がおかしい」でもお話ししましたが、色合いは判断できないレベルであっても内部の機構が純正と異なるというケースがあります。
正しい部品を使わなければiPhoneが動く際の電力も正常に働かず、電力が溜め込まれたバッテリーにまで影響を及ぼすと発熱や発火などの大事故に繋がってしまう恐れもあります。
iPhoneが発熱した場合はすぐに電源を切り、修理店に相談するようにしてください。
(3)【技術編】iPhoneの機種ごとの画面修理の手順とリスクについて
続いて、技術面での失敗について機種ごとに見ていきましょう。
1.iPhoneXS max、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhoneX、iPhone11、iPhone11Pro、iPhone11 Pro Max、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの修理手順とリスク
① 底部ネジを取り外す
iPhoneを分解するためには、まず底部の特殊ネジを取り外さなければなりませんが、この時点で失敗してしまうというケースも少なくありません。
星形に穴の空いたネジは専用のドライバーを使う必要がありますが、直径1ミリメートル程度と非常に小さく繊細な力加減を要します。
正しく力を伝えなければネジ穴を潰してしまい、そうなればiPhoneを分解することなく修理が頓挫してしまうことになります。
② 画面を開ける
ネジをはずすとパネルを開けることになりますが、ここでの失敗が最も多いかもしれません。
iPhoneは耐水性能も高いことで知られていますが、その秘密は画面と本体フレームが協力に圧着されていることにあります。
既に画面が割れていて自分で修理する場合は、画面パーツが壊れないよう気をつける必要はないものの、力を加えたり外すために工具を差し込む工程で内部のケーブルや基板を破損させてしまう恐れがあります。
③ コネクタを取り外す
次は、iPhoneの画面パーツと本体を接続するケーブルを取り外す必要がありますが、接続分もメタルプレートで保護されています。
コネクタを外す際に基板にダメージを与えてしまうと、新しいパーツをつけても画面表示やタッチ操作が正常に働かなくなる危険があります。
④ イヤスピーカーを取り外す
iPhoneの画面パーツには通話時に相手の声を聞くためのスピーカー、通称イヤスピーカーが取り付けられています。
これを新しい画面パーツに移植する必要があるのですが、取り外す時に故障させてしまわないよう丁寧に扱うのが1点目の注意点で、もう1つの注意点は、割れた画面に取り付けられていたイヤスピーカーにガラス片が付着している可能性があるという点です。
iPhoneは小型化のためにパーツ同士がかなりコンパクトに纏められているので、画面とスピーカーの間にガラスの破片が挟まってしまうと画面を故障させる原因となります。
この手順で失敗して故障させてしまった画面は、当然返品などもできないでしょう。
2.iPhone8、iPhone7、iPhoneSE、iPhoneSE2の修理手順とリスク
① メタルプレートを取り外す
iPhone8なども画面を取り外すまでは同じですが、画面パーツの構造がことなります。
ディスプレイを保護するメタルパーツを取り外さなければなりませんが、こちらも移植する際にガラス片を挟まないように注意が必要です。
② インカメラを取り外す
Face IDのないモデルでは、画面パーツにスピーカーだけではなくカメラも取り付けられています。
ケーブルの断線が多く、画面修理後にカメラが起動しなくなるケースも多く発生しています。
③ ホームボタンを取り外す
ホームボタンがあるモデルでは、ホームボタンも新たな画面パーツに移植しなければなりません。Touch IDの機構も内蔵されているため、ケーブルの断線で指紋認証が機能しなくなる失敗例もあります。
また、画面パーツの穴にホームボタンがタイトに収まる構造なので、破片などが付着していると部品を破損させる原因となります。
以上、自分でiPhoneの画面を修理する際の失敗例をご紹介いたしました。
「法律・準備・技術」のそれぞれの側面に分けて解説してきましたが、専門知識がなければリスクの高い作業であることがお分かりいただけたかと思います。
3.なぜ自分で画面修理したくなる?リスクに見合ったものかを徹底比較
この段落では、自分でiPhoneの画面を修理する際、本当にリスクに見合ったメリットがあるのか?という視点で解説していきます。
自分でiPhoneの画面を修理しようと思う場合、大きく分けて以下のような理由があるかと思います。
- (1)金銭的な理由
- (2)時間的な理由
- (3)データを残したい
- (4)自分で修理してみたい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)金銭的な理由
自分でiPhoneを修理したい動機として「安く修理したい」という思いがあるのではないでしょうか。
たしかにショッピングサイトで販売されている修理用パーツは、修理店での修理価格に比べてとても安価に販売されているように思えます。
iPhoneXを例に挙げて見てみましょう。
ショッピングサイト (参考価格) |
Apple(公式) | 修理店 (スマートドクター プロ) |
|
液晶(LCD)互換品 | ¥7,250 | − | ¥8,580 |
有機EL(OLED) | ¥11,500 | ¥36,680 | ¥22,880 |
※価格は2022年1月現在の情報です。
表を見ると最安値はショッピングサイトの「7,250円」ですが、留意しておく点としてiPhoneXに標準搭載されている有機EL(OLED)ではなく、液晶(LCD)パネルを使った互換品であるというものがあります。
前述のとおり、有機EL(OLED)モデルのiPhoneに、液晶(LCD)パネルを装着すると画面だけでなく本体を故障させてしまうリスクがあります。
「スマートドクタープロ」では、「データを取り出したい」などあくまで一時的に安価に修理したいという方向けに格安パネルでの取扱いがありますが、有機EL(OLED)モデル修理に関しては同じく有機EL(OLED)パネルを使用した通常修理を推奨しています。
仮にショッピングサイトで液晶互換品を購入し本体が故障してしまった場合、以下のようにパーツや工具の購入代金に加えて新しいiPhoneを手配しないといけなくなり、上の表で最高値であるApple社での公式修理料金より遥かに高額になってしまいます。
- パーツ+工具購入代金:7,250円 + 1,000円程度
- 本体購入代金(中古参考価格):40,000円程度
ショッピングサイトで有機ELを購入しての修理がうまくいけば1番安く済みそうですが、技術面でのリスク、また不良品のリスクを踏まえるとあまり良い方法とは言えなさそうです。
(2)時間的な理由
次に、「すぐに修理したい」という動機から自分で修理を行いたい場合ですが、結論から言うと、これも自分で修理をするのが優れているとは言えません。
ショッピングサイトでパーツを購入する場合は最短で翌日、輸入販売の場合は2週間程度かかることがあり、その間故障したiPhoneを使用し続けることになります。
その点、修理店では当日中の修理が可能でAppleでも事前予約を行えば持ち込んだ当日中に修理が可能です。
スピードを重視するのであれば、修理店に持ち込むのが最良です。
(3)データを残したい
「データを残して修理したい」から自分で修理しようという場合ですが、Appleに修理依頼をすると、iPhoneの故障状況によって対応が変わりますが、基本的にはデータは消えてしまうものと考えた方が良いでしょう。
しかし、「スマートドクタープロ」をはじめとする修理店では、画面の修理に際してデータを消去するということはありません。
バックアップ自体は日頃からとっておいた方が良いものなので、修理前のバックアップをおすすめしているものの、データを残して修理したいという理由であれば諸々のリスクを考えても修理店での修理に軍配が上がります。
iPhoneの修理に関するデータの取扱いやバックアップの取り方については、以下の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
▶参考情報:iPhone修理はデータ消える!?写真やゲームそのままで修理する方法教えます!
▶参考情報:iPhoneのバックアップ方法「iCloud版・iTunes版」をわかりやすく解説!
(4)自分で修理してみたい
最後は、「自分で修理してみたい」という動機、言い方を変えると興味から自分で画面修理を行おうと思う場合です。
極端な話ですが自分の持ち物をどのように扱っても自由なので、分解した結果壊れてしまっても良いと考えるのであれば、自分でiPhoneの画面を修理すること自体は問題ありません。
しかし、前述したとおり、登録修理業者以外が分解したiPhoneを使用することは法律違反になる恐れがあるので、仮にご自身でiPhoneの画面を修理した場合はネットワーク接続での使用はしないように気をつけましょう。
4.自分で画面修理して失敗したら?対処法は?
ここまでは、自分でiPhoneの画面を修理するにあたってのリスクや注意点について解説してきましたが、ここでは既に自分で画面修理をして失敗してしまったという方向けに、その対処方法についてご説明します。
自分で画面修理して失敗した場合は、Appleではなく「スマートドクタープロ」のような修理店に相談してください。
AppleではiPhoneの修理保証サービスを行っていますが、自分で分解したiPhoneはサービスの対象外になります。
「スマートドクタープロ」では、自分で画面修理をしようとして元に戻せなくなったiPhoneや、修理を行ったものの動作がおかしくなってしまったiPhoneの診断も含めて対応が可能です。
5.iPhoneの画面が割れた時の正しい修理方法と料金の目安について
iPhoneの画面が割れた場合、修理するには大きく分けて以下の3種類の方法があります。
- Apple【正規修理】
- キャリアショップ(ドコモ・au・ソフトバンク)【正規修理】
- 「総務省登録修理業者スマートドクタープロ」【非正規修理(第三者修理=街の修理店)】
以下でそれぞれの修理サービスについて解説します。
(1)「Apple」に修理を出す方法(正規修理)
- 修理料金:15,950円〜77,480円
- 修理期間:当日〜1週間程度
- データ:修理時に消去されます。
※価格は2022年1月現在のものです。
(2)「(ドコモ・au・ソフトバンク)キャリア」に修理を出す方法(正規修理)
- 修理料金:15,950円〜77,480円
- 修理期間:当日〜1週間程度
- データ:修理時に消去されます。
※価格は2022年1月現在のものです。
(3)「総務省登録修理業者 スマートドクタープロ」に修理を出す方法(第三者修理=街の修理店)
- 修理料金:5,280円〜71,500円
- 修理期間:当日
- データ:そのまま修理できます。
※価格は2022年1月現在のものです。
iPhoneの画面修理の正しい方法の選び方、修理料金や時間などについての詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。
▶参考情報:iPhoneの画面修理!ガラスが割れた時の修理料金や時間など徹底解説!
6.【即日修理!データそのまま】iPhoneの画面修理は総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」へ
「スマートドクタープロ」は、2009年からiPhone修理事業を開始しました。2015年に施工された「総務省修理業者制度」には街の修理店として初めて国の基準を満たすiPhone修理業者として総務大臣に登録されました。
「街の修理屋から、総務大臣登録のiPhone修理業者に。」
安心して皆さまにご利用いただけるよう、修理パーツはもちろん技術などの品質管理においても世界基準の品質管理体制「ISO9001:2015」の認証を行い、法令を遵守して高品質なサービス提供を目指しています。
▶参考情報:「ISO9001:2015」について詳しい解説はこちらをご覧下さい。
(1)「総務省登録修理業者 スマートドクタープロ」直営店の修理料金について
以下では、iPhone修理の修理料金についてのご案内しています。
「データそのままで修理をしたい!」とご検討中に方は、是非、チェックしてみてください。
1,格安修理料金 ※2022年1月現在
シリーズ名 | 修理料金 | 修理時間 |
iPhone12ProMAX | ¥ 37,400 (税込) | 約40分 |
---|---|---|
iPhone12Pro | ¥ 32,780 (税込) | 約40分 |
iPhone12 | ¥ 32,780 (税込) | 約40分 |
iPhone12Mini | ¥ 32,780 (税込) | 約40分 |
iPhone11ProMAX | ¥ 22,000 (税込) | 約40分 |
iPhone11Pro | ¥ 14,080 (税込) | 約40分 |
iPhone11 | ¥ 11,000 (税込) | 約40分 |
iPhoneXS | ¥ 12,980 (税込) | 約40分 |
iPhoneXR | ¥ 9,680 (税込) | 約40分 |
iPhoneX | ¥ 8,580 (税込) | 約40分 |
iPhone8 | ¥ 6,380 (税込) | 約40分 |
iPhone8Plus | ¥ 6,380 (税込) | 約40分 |
iPhone7 | ¥ 5,280 (税込) | 約40分 |
iPhone7Plus | ¥ 6,380 (税込) | 約40分 |
iPhoneSE | ¥ 5,280 (税込) | 約40分 |
2,通常修理料金 ※2022年1月現在
シリーズ名 | 修理料金 | 修理時間 |
iPhone12ProMAX | ¥40 (税込) | 約40分 |
---|---|---|
iPhone12Pro | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone12 | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone12Mini | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone11ProMAX | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone11Pro | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone11 | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhoneXS | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhoneXR | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhoneX | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone8 | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone8Plus | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone7 | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhone7Plus | ¥40 (税込) | 約40分 |
iPhoneSE | ¥40 (税込) | 約40分 |
(2)修理保証について
「総務省登録修理業者 スマートドクタープロ」では修理で交換を行ったパーツについて「修理保証サービス制度」を設けております。
交換を行ったパーツについて、お客様への修理品お引渡日より「最大3ヶ月間」の保証対応を行っております。
保証対象は、「総務省登録修理業者 スマートドクタープロ」で修理、交換した箇所のパーツの不具合や初期不良に対する保証とさせていただき、自己破損などは保証対象外となりますのでご注意ください。
詳細は以下のリンクをご覧下さい。
▶参考情報:「安心の修理保証制度」について詳しくはこちらをご覧ください。
(3)店舗情報
以下で主な「スマートドクタープロ」の店舗情報をご紹介しておきます。
【大阪府】
▶心斎橋でiPhone修理「スマートドクタープロ大阪心斎橋本店」の店舗情報はこちら
▶梅田でiPhone修理「スマートドクタープロ梅田大阪駅前店」の店舗情報はこちら
(4)郵送修理のご案内
※上記は、郵送修理に関する解説動画です。
「総務省登録修理業者 スマートドクタープロ」では、店頭修理だけではなく郵送修理というサービスを行っております。
新型コロナ感染症の影響で外出を控えられている方や遠方で来店が困難な方、毎日が忙しくて店頭修理に行くことが困難なお客様でも自宅いながら修理サービスを受けていただくことが可能です。(※最短で当日修理で当日発送可)
▶参考情報:「iPhoneの郵送修理」について詳しくはこちらをご覧ください。
※現在、新型コロナウィルスの影響で、全国からの郵送修理のご依頼が急増しています。スマートドクタープロでは「郵送修理センター」があり専門スタッフが修理を行っておりますが、iPhoneの郵送修理をご検討中の方は、早めにお問い合わせください。
▼iPhoneの画面修理について、今すぐお問い合わせはこちらから
※「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
※iPhone修理専門「スマートドクタープロ」の修理時間や修理料金について、お気軽にお問い合わせください。
7.【補足】Appleの「iPhoneを自分で修理プログラム」とは? 日本未上陸の理由を解説
2021年11月8日、Appleは「セルフサービスリペア」プログラムを発表しました。
iPhoneユーザーがApple社の公式サイトから修理用工具や部品を購入し、自分で修理できるようにするという新たなサービスですが、残念ながら現状では日本で実施される予定はありません。
▶参考情報:Apple プレスリリース「Appleがセルフサービス修理を発表」
この記事でもご紹介した通り日本では電波法・電気通信事業法といった法律的な制約があり、現在適法に修理を行えるのはキャリアを含んだAppleが提供する正規修理サービスか、総務省の登録修理業者制度に登録した修理店のみです。
画面の割れたiPhoneを修理する場合は、正規修理店か登録修理業者のいずれかに依頼するようにしましょう。
8.まとめ
最後にこの記事の内容について簡単にまとめておきます。
- iPhoneの画面修理を自分で修理するのは様々なリスクがある
- 適法に修理する場合は、Apple・キャリア・登録修理店のいずれかへ依頼する
- データそのまま、安く修理した場合は「スマートドクタープロ」まで
お読み頂きありがとうございました。
記事更新日:2022年1月10日
記事作成者:スマートドクタープロ編集部
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